「きんてつ鉄道まつり2008」(in
五位堂検修車庫)見学レポートの続きです。








今回の鉄道まつりの超目玉といえば、この車両。
阪神1000系1604F+1603F(※1)です。1枚目の画像を見ての通り、写真撮影待ちのテツや家族連れが特に多く、列の後ろの人と背の低めの人がノーファインダーで撮っていましたね。
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兵庫県尼崎市の尼崎駅から大阪府大阪市此花区の西九条駅を結ぶ
阪神西大阪線。現在は西九条駅から近鉄難波駅までの延伸工事が進められており、2009年3月20日には既存の区間も含めて「阪神なんば線」として開業する予定で、その際に近鉄難波駅が「大阪難波駅」に改称される事になっています。
その阪神なんば線との相互乗り入れに使用される予定の車両が画像の1000系と
9000系です。
1000系は近鉄線内への乗り入れに対応した急行系車両として2006(平成18)年から製造が開始され、去年(2007年)10月5日に営業運転を開始。車系番号については2005(平成15)年に開業を迎えた阪神が次の新しい100年へのスタートという節目に最初に開発した車両という事で、
9300系まで重ねてきた車系番号をリセットし、「1」から再スタートするという意味を込めて「1000系」と命名されました。
編成は基本編成の6両編成、ラッシュ時に対応する為の増結用の2両編成(付属編成)があり、最大で10両編成にする事ができます。
ボディはステンレス製で、従来のスポット溶接と比べて溶接跡が目立たず、仕上がりの美しいレーザー溶接構体を採用。前面と側面の表示器には阪神初のフルカラーLED式を採用。列車種別はフルカラー式、行先はホワイトのLED式です。
カラーリングは現在の急行系車両のベーシック・カラーを引き継いだオレンジ系の新色(ヴィヴァーチェ・オレンジ)をボディ前面と側面のドア部に配し、窓周りはホワイトのステッカーとステンレス・シルバーが横縞になっています。
電気方式は直流1500V・
架空電車線方式。制御方式は基本編成が1C4M
VVVFインバータ制御(
IGBT素子)、付属編成は1C2MVVVFインバータ制御(IGBT素子)。駆動装置は
TD平行カルダン駆動方式。ブレーキ方式は
回生ブレーキ併用
電気指令式空気ブレーキ(付随車遅れ込め制御、直通予備ブレーキ付)。最高速度は110km/h。
台車は住友金属工業製のモノリンク式ボルスタレス台車SS-171M(電動車)・SS-171T(付随車)を採用(5枚目の画像はSS-171M)。集電装置はシングルアーム式パンタグラフのPT7160-Aで、阪神の車両では初めてのシングルアーム式の採用です。
ATSや列車無線等の保安装置については阪神線・山陽線用のものに加え、近鉄線用のものも搭載しています。
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阪神といえば球団の阪神タイガースを有する会社ですが、9300系はライバルの読売ジャイアンツを連想させるオレンジ+ホワイトで「ジャイアンツ・カラー」とか「ジャビット電車」、
5500系はブルー+ホワイトで「ベイスターズ電車」とか「横浜電鉄」等と呼ばれる事もある。
この1000系はこの塗装(オレンジでもイエロー寄りの色)に前面と下周りのブラックで、タイガースを連想させる色使いになっています。
そういえば、見学者の中にタイガースのファンらしき男性二人組もいたなあ。彼等のうちの一人は「阪神さん。来年は優勝頼みますよ。」と1000系のボディ側面の「阪神なんば線」のロゴを軽くポンポン叩いていましたね。
※1 1603F:(三宮方から)1503-1603。
※1 1604F:(三宮方から)1504-1604。

事業用車両のモト90形。
01に画像を掲載したモト75形と同様に無蓋電動貨車で、1947(昭和22)年に製造された94〜96、1960(昭和35)年に製造された97・98がある。登場した当時の番号は94〜96がモト2710形(2711〜2713)、97・98はモト2720(2721・2722)でしたが、1970(昭和45)年に現在の番号に改番。
94〜96は
大阪線で活躍してきましたが、95は老朽化の為、1984(昭和59)年に廃車。94と96は改造後、養老線(現在の
養老鉄道養老線)車両の
塩浜検修車庫への牽引用として
名古屋線に転属。
97・98は1982(昭和57)年に五位堂検修車庫が完成した事に伴い、
南大阪線車両の牽引用として改造されています。
積載重量は20.0t。

モト90形と同じく、主検修棟隣の屋外留置線にいた6432系6432F(※2 左)と
8000系8082F(※3 右)。6432系は
6400系のグループの車両の一つです。
6400系は1986(昭和61)年に登場した南大阪線用の
GTO式
VVVFインバータ搭載、アルミ・ボディの通勤形電車。編成はMc+Tcの2両編成です。登場から30年が経ち、非冷房車で老朽化が目立っていた
6800系の置き換え用として製造されました。
この系列は一部の仕様変更によって6407系・6413系・6419系・6422系・6432系と細かく分類されてます。6432系は6422系のワンマン仕様ヴァージョンです。1993(平成5)年には6422系の4両編成ヴァージョンである6620系が登場しています。
8000系は1964(昭和39)年7月の奈良線
新生駒トンネル開業と同時に登場した通勤形電車。近鉄の車両では同一形式として最も多く製造された車両で、全盛期には206両が在籍。1980(昭和55)年までの長期間に亘って増備が行われました。編成は2・3・4・6両編成があります。
当初は扇風機付きでしたが、1966(昭和41)年に製造された8060F以降は三菱電機製のラインデリアを装備。現在はすべて冷房化されています。
8000系の方は休憩電車になっていましたね。
※2 6432F(Mi32):(あべの橋方から)6532-6432。
※3 8082F(L82):(難波・京都方から)8722-8082-8222-8582。






主検修棟。此処では「電車と綱引き」や「40tクレーンの実演」、「床下ピット探検隊」、「電車のブレーキをにぎってみよう」、「駅長になろう撮影会」、「足場車で空中散歩」等の催し物が行われていました。


子供を対象にした「電車と綱引き」。今回は
養老鉄道養老線で使用されている
600系601F(※4)がこの催し物の車両でした。
600系は1992(平成4)年に南大阪線用の
6000系(サ6150)・6800系(モ6850)と名古屋線用の
1600系(モ1600・モ1650・ク1700・ク1750)・
1800系(ク1950)を改造し、養老線(2007年9月30日までは近鉄の路線だった)の近代化・冷房化を図った車両です。Mc+T+Tcの3両編成とMc+Tcの2両編成があり、3両編成の方には中間車に南大阪線用の6000系のサ6150改造のサ550を組み込んでいます。
2001(平成13)年6月に605Fが廃車。現在は3両編成が2本、2両編成が3本の計12両が在籍。塗装は当初マルーン・レッド+ホワイトでしたが、2005年5月からレトロ調をコンセプトにマルーン・レッド一色の塗装への変更が始められ、最後のツートーン・カラーとして残っていた1編成が今年7月6日に惜別イベントを実施。その編成が画像の601Fでした。
※4 601F(D01):(大垣方から)601‐551‐501。




40tクレーンの実演の様子。10:45・11:45・12:45・13:45・14:30の5回行われていました。
クレーンが車両を持ち上げる様は迫力があり、テツでなくても楽しめるのではないかと思う。会場では「おおーっ!」、「凄い凄い!!」の歓声が上がった。私もこのクレーンの実演に興奮しながら撮影していましたね。


「車両機器の実演・展示」コーナーにあったパンタグラフ。上は
「シリーズ21」の車両と
21020系「アーバンライナーnext」で使用されているシングルアーム式のPT17、下は特急車や区間車に使用されているPT42です。

主検修棟から出た後は再び構内線路へ。阪神1000系の展示スペースは先程まで写真撮影待ちの人達でいっぱいでしたが、イヴェントの終了時間直前になると閑散とした様子の中、記念写真を撮る一組の家族連れの姿があった。
今年も短い時間ではありましたが、見学を楽しめましたよ(^^)。
SONY Cyber-shot DSC-T50/Carl Zeiss Vario-Tessar 3.5-4.3・6.33-19.0/ISO 200
CANON EOS 40D/EF-S 17-85mm F4.0-5.6 IS USL/ISO 250・400
※下記は去年の「きんてつ鉄道まつり」の見学レポートと近鉄大阪線の車窓から見た五位堂検修車庫の画像掲載の記事です。
・「きんてつ鉄道まつり2007」
01(2007年10月12日)
02(2007年10月12日)
・
「Kintetsu Osaka Line」(2007年10月19日)
Written by tau_neutrino
- 2008/10/23(木) 18:26:51|
- Railway/Station/Train-pix
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