画像の車両は京阪電鉄の通勤形電車の一つで、先月に通常の定期運転から引退した
1900系。先月17日に天満橋駅で撮影しています。
1900系は1963(昭和38)年の天満橋―淀屋橋間延伸開業時にカーマイン・レッド+マンダリン・オレンジの塗装と2ドア転換式クロスシート(ロマンスシート)の特急形として登場。
京阪特急=「テレビカー」といったイメージを浸透させた車両です。
新造されたグループと元特急形の
1800系のマイナーチェンジ車である1810系を改造・編入したグループに分けられていますが、旧1810系編入車の方は製造初年が1956(昭和31)年で、半世紀以上走り続けていたのですね(ちなみに一般的な在来線鉄道車両の寿命は長くても30〜40年程度といわれている)。
空気バネ台車による優れた乗り心地と転換式クロスシート等で好評を得ましたが、1971(昭和46)年に冷房付きの
3000系(現在の8000系30番台)の登場によって特急運用から撤退し、1972(昭和47)年から順次通勤車格下げ改造工事を実施。グリーンのモケットの3ドア・ロングシート、ライト・グリーン+ダーク・グリーンの通勤塗装に変更されました。
1979(昭和54)年には昇圧対応改造を実施。その際に特急時代のままのブレーキ装置(AMAR-D発電制動付き
自動空気ブレーキ)をHSC系の
電磁直通ブレーキに変更。1985(昭和60)〜1988(昭和63)年にかけては冷房化、制御装置の1C8M化等の工事が実施されています。
その後、2003(平成15)年4月には淀屋橋延伸40周年記念として開業時に記念祝賀電車として使用された1919・1920の2両を含む1919Fに1年間限定で特急塗装が施され、各種イヴェントで活躍。同年9月8日に運転を開始した
京阪本線天満橋駅から
交野線直通のK特急「おりひめ」の一番列車の運用に就いた。同日には天満橋駅から交野線直通の準急「ひこぼし」の運転も開始。
2004(平成16)年からは七夕の日(7月7日)に交野線の終着駅である私市駅で普段は並ばないK特急「おりひめ」と準急「ひこぼし」が出会うイヴェントで1900系が臨時のK特急「おりひめ」として運転され、ファンを喜ばせました。
最大で45両在籍していた1900系ですが、ボディや主要機器等の老朽化等から徐々に引退。2006(平成18)年5月には5両編成2本(10両)となった。その最後の2編成も
中之島線開通前日の10月18日をもって通常運用から撤退。12月には1900系によるイヴェント列車が運転される予定です。


特急色の1929F(※1)。この日は私市8:09発―淀屋橋8:34着のK特急「おりひめ」(B0880H)と天満橋17:53発― 私市18:33着の準急「ひこぼし」(M1782H)として運転していました。
※1 1929F:(出町柳・私市方から)1929-1992-1954-1991-1930。


1900系前面の種別・行先方向幕と「ひこぼし」のヘッド・マーク。


通勤色の1919F(※2)。この日は私市7:49発―淀屋橋8:34着のK特急「おりひめ」(B0780H)と天満橋18:08発―私市18:49着の準急「ひこぼし」(M1880H)として運転。
※2 1919F:(出町柳・私市方から)1919-1993-1952-1990-1920。

M1880Hが停車中の2番ホームを階段から撮影。ホームは別れを惜しむテツの方々の熱気に包まれていた。
1900系1919F&1929F、本当にお疲れ様でした。

2番ホームから。中之島線の開通を2日後に控えた1番ホームの様子。
2番ホームに1929Fが停車していた時、1番ホームには試運転の快速急行用車両
3000系がいました。この日はチラ見しただけですが、後日に沿線でも天満橋駅と京橋駅でも狙い撃ちしています。
CANON EOS 40D/EF-S 17-85mm F4.0-5.6 IS USL/ISO 640
SONY Cyber-shot DSC-T50/Carl Zeiss Vario-Tessar 3.5-4.3・6.33-19.0/ISO 400
Written by tau_neutrino
- 2008/11/01(土) 19:15:25|
- Railway/Station/Train-pix
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